ワークショップ

ビジョン実践ワークショップ

期間
1日間(合計)
学習形態
集合研修
言語
日本語
PMI® PDUs
7 (W: 0 P: 3.5 B: 3.5)

本ワークショップは、チームのメンバーが組織全体のビジョン / ミッション / 事業目標と、自分たちの業務との関連性を結びつけて再認識することを目標とした1日間のワークショップです。メインとなる6つのディスカッション型演習を通じて、日々の業務の判断、意思決定、振る舞いを組織のビジョンの実現に向けた実践として行動する人材を育成します。

今、私たちを取り巻くビジネス環境の象徴としてVUCAの時代という言葉が取り沙汰されています。グローバリゼーションやテクノロジーの変化の多いビジネス環境にあっては、「能動的に思考し自ら行動できる」「あらかじめ決まっていることにも柔軟性を持って対処することを考える」ことのできる人材がより求められます。そこで、本ワークショップでは常に変化していくビジネス環境の中で、自社の方針(=ビジョン)に沿う形で自分たちでアクションを決定し、遂行する自律・自走型のチームの構築、個人の育成を行います。

所属企業のビジョンやミッションの共通理解を紐解くことからはじめ、得られた共通理解を念頭に、自分たち(チーム)がどうなりたいか、何を求められているのか、強みや課題にどう向き合うかを策定していただきます。

受講対象者

本ワークショップは、DX推進などの大きなミッション達成に向けて自律的かつ柔軟な行動が求められる環境において、以下のような課題の解決、改善を施したいチームや部門に強く推奨いたします:

  • 自部門 / 自チームのモチベーションを高めたい、生産性を上げたい
  • 受け身ではなく、自ら率先してアイデアを出し行動するようにチームメンバーの行動変容を図りたい

本ワークショップでは、演習を行うにあたってグループ分けを行います。標準的なグループは、責任者層とそのチームメンバーとで構成します。それぞれ以下のような属性の方々を想定しています。(下記は例であり、組織の形態によって調整いただけます)

  • 責任者層
    • チームリーダー、プロジェクトマネージャー、部門管理職、事業責任者
  • チームメンバー
    • 日々の業務を組織のビジョン実現へと結びつける考え方を身につけてもらいたい社員(新入社員・若手 / 中堅社員)

人材開発部門の方 / 人材育成のご担当者様に向けて

本ワークショップは、人材育成にあたり以下のような悩みをお持ちの方に推奨します。

  • 受け身ではなく自ら判断し行動する人材を育成するため、社員の行動変容を促したい
  • 従業員と組織とのエンゲージメントを高めたい
  • 社員の離職率を下げたい

学習目標

  • 自組織の事業の意義をふまえ、チームの目標を認識することの重要性を認識する
  • チームの活動が組織全体の目標とどのように関わっているかを認識する
  • 組織全体〜チームの目標を踏まえ、個人の活動目標を設定する方法を習得する

受講前提要件

なし

コーススケジュール

1. はじめに
2. 演習:事業観点のビジョンやミッションの共通理解
3. 演習:私たちのチームが実現すべき期待値の理解と合意
昼休み
4. 演習:私たちのチームの対象消費者や価値のディスカッション
5. 演習:私たちのチームの強みや課題のディスカッション
6. 演習:チームの活動ビジョン策定
7. 演習:私の決意
8. ふりかえり

開催にあたってのご留意点

本ワークショップは、プライベート開催でのチーム単位でのご受講が前提となっております。チームは単独開催も複数チームによる開催も可能です。

受講者の声

  • ワークを通じて、自分たちのあるべき姿の解像度がぐっと上がりました。そのおかげもあって今後取り組むべきことや課題が浮き彫りになったりと、チームとしての思考を整理できて、進むべき道が見えた感じがしました。
  • 普段は「今の業務」にフォーカスした議論をすることが多いが、「誰に何を提供するのか」「私たちの強みと課題」など、チームの現在地についてチーム全員で俯瞰的に話し合えて共通認識を持てたのがよかった。
  • ビジョンやミッションについて改めて考え、同じ方向を向くことができた。自分たちの強みや課題を認識できた。チームごとで考えることで考え方の違いも分かり、興味深かった。
  • ビジョンやゴールを考えて、共通認識を持ったうえで議論できたことで、お客様に価値を届けるためになにができるだろう?という話ができて良かったです。
  • ビジョンやミッションについて、各自が持っていた疑問や気になることについて質問したり議論したりして、理解を深めることができた。