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連載「SIAM™ はじめの一歩」第6回:SIAM™ってなんて読むの?

2022.8.25

ずばり「サイアム」です。海外では「シーアム」と発音するところもあります。

そもそもSIAM™はひとつの英単語ではなく、Service Integration And Management” の4つの英単語の頭字語(頭文字からなる言葉)です。その名の通り、サービスを統合しマネジメントするための知識体系です。

 

統合(Integration)

「統合する」わけですから、サービスが複数あることが前提です。更に、複数の異なるサービスプロバイダから提供されていて複雑な場合に、SIAM™は特に有用な内容となっています。

管理(Management)

管理とは改善し続けることです。複数のサービスを一度統合したら終わりではなく、改善し続けるという長い目で見て考え行動するための仕組み作りも大切なわけで、SIAM™ではそれについても言及されています。

 

SIAM™はサービスを統合するための知識体系ではありません。SIAM™が目指しているのは、サービスの利用者(つまりお客様)に真の意味で高付加価値なサービスを提供することであり、統合はそのための手段です。

 


著者紹介

株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
最上 千佳子

システムエンジニアとして提案、設計、構築、運用、教育など幅広く経験。2008年、ITサービスマネジメントの教育とコンサルティングを行うオランダQuint社の日本法人、日本クイント株式会社へ入社。ITIL® 認定講師として多くの受講生を輩出。2012年3月、代表取締役に就任。ITSM、リーン、アジャイル、DevOps等、ITをマネジメントにより強化しビジネスへ貢献するための、人材と組織の強化に従事。2022年4月日本クイント株式会社は、BBTグループの株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックと統合。
著書:「ITIL® はじめの一歩 スッキリわかるITILの基本と業務改善のしくみ(翔泳社)」「ITIL®4の教本 ベストプラクティスで学ぶサービスマネジメントの教科書(翔泳社)」