2024年12月13日~14日、沖縄市のLagoon Kozaにて開催された「スクラムフェス沖縄2024」に、ITプレナーズはSilverスポンサーとして参加しました。当日の様子をレポートします!
スクラムフェス沖縄は、参加者同士で学び合うワークショップと、参加者が話し合いたいテーマを持ち寄るOST(オープンスペーステクノロジー)のみで構成されているのが大きな特徴です。
全国各地で開催されているスクラムフェスの中でも、このような開催形式は珍しく、期待と緊張の入り混じった気持ちで参加しました。
会場のLagoon Kozaは沖縄市コザの一番街商店街の中にあるコワーキングスペースで、日頃からいろいろなイベントが開催されたり、起業・創業相談などもできたりするそうです。開放的な空間で、50名ほどの参加者全員で集まってワークや交流をするのにぴったりな場所でした!
沖縄県内の方はもちろん、福岡・大阪・神戸・東京などさまざまな地域からアジャイルに関心のある方が集結し、わいわいお話しさせていただきました。
2日間で参加したワークショップをいくつか紹介します!(全部参加できなかったのが悔しいと感じるくらい、どの体験も楽しく学びが多かったです…!)
オープニング直後に行われたのは、Ball Point Gameと呼ばれるスクラムの定番ワークショップのひとつです。ルールは簡単で、ピンポン玉をプロダクトに見立て、チーム全員が触ればデリバリー完了(ただし、手渡しNGなので浮かせて相手に届ける必要あり)。さあ、チームで力を合わせていくつ処理できるでしょうか?というもの。
計画→ワーク→デモ(完了できたピンポン玉の数を数えて報告)→ふりかえり、というスプリントを3回行ったのですが、最初はみんなで輪になって1つずつ慎重に運んでいたところから「並び方を変えてみない?」「ピンポン玉、2~3個ずつ一気に回せないかな」と、どんどんアイデアが生まれていきました。我がチームは3回のスプリントを経て、なんと処理数が3倍以上に!自分たちで課題に対する解決策を見つけ、改善するというスクラムの価値を実感できるワークショップでした。
ゲームオーナーの川口さんが公開しているスライドもぜひご覧ください!
こちらのワークショップでは、対話を絵によって見える化する「グラフィックファシリテーション」を体験しました。参加者の抱えているお悩みからテーマを決めて、その背景にある「もやもや」を可視化しようという試みです。
出されたテーマに対して「問題解決したい!」という思いから議論が進んでいったのですが、参加者全員が活発にアイデアを出し合うのが難しく、場が一時やや停滞ムードに。
そんな中、ファシリテーターの方がその場の空気を表す絵をさっと描くと、空気が一変します。
そこから、全員が違う視点での意見を出し合ったり、自身の経験談から得たヒントを語ったりと、対話の場がみるみる活性化。自分たちの置かれた状況をイラストで見ると、より俯瞰的な視点で場の空気を見つめ直せるんだなと驚きました。
こちらでは、システムコーチング®のツール「紐のワーク」を行いました。
各自が持っている紐を絡め、チームでいろいろなミッションのクリアを目指すのですが、なにせ絡まり合っているので「自分が動くと全員にどう影響を与えてしまうのか?」「誰に一番負荷がかかってしまっているか?」を考えながら行動する必要があります。この紐には、まさにチームの関係性が比喩的に表現されていました。
ときには「紐」をぐいぐい引っ張ったり、ゆるめたり、他の人の紐とうまく作用し合ったりして、チームにいろいろな関わり方で貢献できる存在でいたいなと改めて感じました。
2日目に行われたスポンサーLTの時間では、スクフェス沖縄ならではの「交流型」形式に合わせて、ITプレナーズが提供するゲーミフィケーション研修「フェニックスプロジェクト DevOpsシミュレーション研修」をご紹介させていただきました。
今回ITプレナーズからは、よくコミュニティイベントに参加するマーケティングチームに加え、研修を運営するオペレーションチームのメンバーも2人参加。そんなフレッシュなメンバーでお届けする発表を、皆さまには温かく見守っていただきました。
フェニックスプロジェクトは、不定期で無料体験会を実施しているほか、個社での開催も随時承っておりますので、ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
参加したワークショップは社内でのチームビルディングに活用できそうなものばかりで大変参考になりました。個人的にまったくそのようには感じなかったのですが、実は初めてのワークショップ主催となった登壇者の方もいらっしゃったようです。沖縄ならではの少~しゆるい雰囲気と、形式張らない和やかなイベントの空気感が、新しいことにチャレンジしやすい土壌を作り出していたように感じます。
企画する人・参加する人、どちらも好奇心を持って場を楽しむ気持ちが集結すると、こんなに気づきと発見が多い時間が過ごせるんだなとしみじみ思いました。
素敵な場を作ってくださった実行委員の皆さま、現地で交流させていただいた参加者の皆さま、本当にありがとうございました!(複数名の社員を快く送り出してくれた会社にも感謝!)
ITプレナーズは今後も、リアルの体験と交流を大切に、コミュニティおよび地域社会のアジャイル活性化に貢献できるよう、実行委員として、スポンサーとして、そして参加者として各種イベントを盛り上げていきたいと思います!
今後もさまざまなイベントにて、皆様と交流できることを楽しみにしています!