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地元の食材を囲んで学びと交流が生まれた「Agile MiSHIKA(シカ祭り) vol.1」レポート

2024.6.26

6月5日、Agile Mishimaの主催で行われた「Agile MiSHIKA(シカ祭り) vol.1」に、アジャイル勉強中のITプレナーズ社員が参加させていただきました。

初めましての方もそうでない方も、アジャイルの経験を問わず学び合い、美味しい地元の食材とお料理を囲みながら楽しんだイベントの様子をレポートします!

どんなイベントなの?

「Agile MiSHIKA(シカ祭り) vol.1」は、アジャイルの学びを共有しながら、伊豆ならではの美味しいものを食し、三島ならではの学びと体験を参加者全員で持ち帰る場です。

「シカ祭り」の名の通りメインディッシュに並ぶのは、生態系の維持等を目的として獲られた伊豆のジビエ料理。一粒で何度も美味しいイベントの予感……!

主催の「Agile Mishima」は、ITプレナーズの認定講師でもあるJ.Kさんが発起人となり、読書会、相談会、勉強会など様々なイベントを開催しているアジャイルコミュニティです。アジャイルを起点に関係人口を増やし「三島でアジャイルという言葉を身近にする」ことを目指して活動されています。

アジャイルコミュニティは全国各地に多数ありますが、その地域に暮らす人同士だけでなく、地域を越えたつながりが生まれることが大きな特徴です。実際に、今回集まった参加者の方々は三島にゆかりのある方からそうでない方まで様々。「会場まで歩いてきたよ~」という徒歩圏内の方をはじめ、東京・千葉・兵庫など多様なエリアから参加されていました。

会場となったのは「みしま未来研究所」。三島駅から徒歩10分ほど歩くと、色とりどりのフラッグが迎えてくれました。幼稚園をリノベーションした施設だそうで、まさに新たな出会いやコミュニケーションを生んでくれそうな、開放的な空間が印象的です。

カフェ&バースペースには、常時80種類を揃えているという国内外のクラフトビールがずらり! お酒に釘付けになってしまいカウンター部分をうっかり撮りそびれましたが、コーヒーをはじめもちろんソフトドリンクメニューも充実しています。

開始前からゆるゆると集いはじめ、一足先に乾杯している参加者の方も。こんなリラックスした時間を過ごせるのも交流イベントならではの空気感です。

今回の素敵な会場は、KDDIアジャイル開発センター株式会社 様の提供でご用意いただきました。ありがとうございます!

いざ、イベントスタート!

開始時間になり、いよいよ本編開始です!

実は今回、ITプレナーズが新しくリリースしたワークショップ「アジャイル・レストラン」の出張体験会を実施させていただきました!

「アジャイル・レストラン」生みの親、最上千佳子がファシリテーターを務めます!

実際の研修では、アジャイルを学ぶ講義パートと、手を動かしてグループワークを行う演習パートを繰り返して実施しますが、今回は短縮版ということで演習パートをメインに体験いただきました。

「美味しい食事を囲み、“アジャイル”を軸にした出会いと交流を生む」というイベントの主旨はそのままに、学びの機会としても最大化できればと考え、参加者同士のチームビルディングを主な目的として体験設計を少しアレンジしての開催です。

さっそく演習が始まると、皆さんすっと立ち上がって「こうしたらいいんじゃない?」「私はこれをやるから、○○さんそっちをお願いできる?」と声を掛け合いながら作業を進めていきます。

アジャイルの実践度合いは人によって異なるものの、さすがアジャイルに関心を持つ方々が集結しただけあって、初対面の方とでもコラボレーションが非常にスムーズ……!

アジャイルでよく用いられるKPTという手法を用いたふりかえりの場でも「さらに良くなるには?」を真剣に考えた上での意見が並びました。

ところが、グループワークのメンバーを一部入れ替えた2回目の演習では、各自の役割分担がなかなかうまくいかず。ビジネスの現場で実際に起こり得そうな事態を経験したことも学びになりました。

実際に提供する「アジャイル・レストラン」では、もう一度行う演習パートにて、ふりかえりを具体的な改善につなげていくことになります。

参加者の方々からは「演習を通じて、アジャイルを体現する上で必要な“ふるまい”について再認識できた」「アジャイルに詳しくなくても親しみやすい題材で楽しかった!」といった声をいただきました!

 

ファシリテーター・最上より

「皆さんアジャイルの実践度合いがそれぞれ異なる中、どのようなコラボレーションが生まれるかわくわくしながらファシリテートしました。

予想通りというか予想を超えて、熱くかつ的確なコミュニケーションが自然に発生し、楽しみながらも真面目に、顧客と一体となって改善していく流れができていたことはさすがだなぁと思いました。初対面の人やアジャイル未経験者も、気が付けばOne Teamとなってみんな笑顔で参加していただけていました。

今回は短縮版でワークのみでしたが、それでもチームビルディングやアジャイルの片鱗は体験していただけたかなと実感しています」

続いて、参加者有志によるLT(ライトニング・トーク=短い時間でのプレゼンテーション)も行われました。

テーマは「今、一番語りたいアジャイル」。参加者のあかつかさんからは「ほぼ未経験でスクラム研修を受講しての学び」、Chisatoさんからは「『食』を起点にした地域交流」についてそれぞれお話しいただきました。

LTは、エンジニアの方やIT業界にいらっしゃる方ならおなじみのカルチャーだと思いますが、非IT出身の筆者は最初に体験したときに「こんなにカジュアルにフラットに学び合おうとする文化が根付いてるんだ!」と感動したものです。スピーカーの皆さんならではの経験や視点は、他の人にとっては新鮮に映り、刺激も多くもらえます。

メインディッシュのシカさん、現る!

LTタイムの後は懇親会。ジビエ料理をはじめとして、地元の食材がふんだんに使用されたメニューが登場しました!

このお料理たちは、静岡を中心にフードコーディネートや出張料理サービスを提供されている「フードアトリエmori.」様にご用意いただきました。鹿肉はとっても柔らかく、お野菜もたっぷりな充実のメニューでしたので、静岡近辺でお食事付きのイベントを検討されている方は要注目です!

懇親会では、お互いの仕事の話やアジャイルに関することなど、ざっくばらんにいろいろなお話ができました。食事をしながらだと、テーブルを囲んで美味しさを噛みしめる体験を一緒にできることもあいまって、より心がほぐれた中でコミュニケーションが取れるような気がします。

イベントの終わりには全員で「一本締め」のコラボレーションを!

イベントでは、通称"Japanese One-pon jime"と盛り上がっていました

アジャイルにおいて、コミュニケーションは非常に重要視されています。社内のメンバーとだけでなく、社外に出て偶発的な出会いを楽しむこと、意見交換をしてお互いの知見を広げることも大切だと改めて実感できたイベントでした。皆さん、学びと笑顔にあふれる時間を本当にありがとうございました!

ITプレナーズは、今後もさまざまなアジャイル・DevOpsイベントに参加する予定です。各地で皆さまと交流できることを楽しみにしています!

おつかれさまでした!