2024年5月24日、ITプレナーズが新たにリリースしたワークショップ「アジャイル・レストラン」を、株式会社北國銀行(以下、北國銀行)の皆さまに体験いただきました。
北國銀行は、石川県金沢市に本店を置き、北陸地域を中心に多様な金融・コンサルティングサービスを展開する企業です。同社は、大規模なデジタル戦略を実行する中で、全社的なアジャイル思考の浸透にも力を入れていることで注目されています。
「システム開発に直接携わる立場でなくても、ワークショップを通じてアジャイルを楽しく理解できた!」と好評だった当日の様子をレポートします!
ITプレナーズが提供する、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進やビジネスの革新に不可欠な「アジャイル」を理解し、体験することを目的とした新たなワークショップです。
アジャイルは、迅速な顧客価値の提供を目的として、ソフトウェア開発分野で生まれた手法です。ビジネス環境が日々変化する現代において、イノベーションを起こし、持続可能な成功を築くために、アジャイルの原則や考え方があらゆる業種・部門で注目されるようになりました。
「アジャイル・レストラン」では、飲食店という身近な題材を用いて、新入社員から経営陣まで、業種・職種を問わずゲームを通じて楽しみながら効果的に学べます。
北國銀行様からは、各支店からシステム部まで、幅広い所属部門・年次の方々12名にご参加いただきました。
4.5時間の集合研修形式で行われる「アジャイル・レストラン」は、講義と演習を繰り返してアジャイルの学びを深めていきます。
最初に「そもそもアジャイルとは何なのか」についてインプットした後は、いざ演習の「ラウンド1」実践へ! 演習パートでは、「レストランチーム」と「お客様チーム」に半数ずつ分かれ、レストランの運営を疑似体験します。
「ラウンド1」の結果、レストランチームは残念ながらお客様チームがオーダーした注文を制限時間内にすべて提供できず……。
ラウンドが終わるごとに、レストランチーム・お客様チームが一体となってふりかえりを実施します。お客様により高い価値をより早く提供するためには、実際のビジネス現場でも顧客の声を聞くプロセスが欠かせません。このアジャイル・レストランでも、お客様チームから出た不満や改善要望をどんどん取り入れていきました。
両チームからは、次のラウンドに向けての改善アイデアがたくさん生まれました!
そしてなんと……ふりかえりを実施し、効率的な作業の流れや各自がやるべきことを見直したことで、「ラウンド2」以降はレストランチームの提供速度・接客サービスの劇的な改善に成功!
すべての講義と演習が終わった後、参加者の皆さまに今回の学びを振り返っていただきました。
「私たち銀行では無形のサービスを扱っていますが、『アジャイル・レストラン』では“料理の提供”に取り組むことで、みんなで手を動かしながら楽しめたのが新鮮でした。アジャイルは開発などの“モノづくり”に有効だと認識していましたが、サービスという“コトづくり”にも活用できそうだと感じました」
「講義の際に教えていただいた『見える化』で業務の流れを洗い出したことで、改善策の検討がスムーズになりました」
「ラウンドを重ねるたびに目に見えて改善していき、アジャイルの良さを実感できました!」
今回は初対面同士の方もいらっしゃったため、ほんの少しの緊張感も含んでのスタートとなりました。ところが、ときに真剣に議論しつつ、一緒に手を動かしながら成功体験を積むことによって、ワークショップの終わりにはすっかり和やかな雰囲気に。笑い声の絶えない半日となりました。
実際に、役職者の方からは「普段は交流する機会が少ない若手メンバーから『自分は怖がられているのでは?』と心配していましたが、今日はチームのメンバーとフラットに会話ができました。『アジャイル・レストラン』は、チームビルディングにも効果的なワークショップだと感じます」という声もいただきました。
ご参加いただきました北國銀行の皆さま、ありがとうございました!
「アジャイル・レストラン」は、個社開催形式で提供しています。アジャイルの基本的な考え方や手法を理解し、部門を越えてコラボレーションしながら、変化に適応し進化し続けられる組織づくりを、ぜひサポートさせてください!