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混乱の壁を倒して「開運」!DevOps大仮面も登場した「DevOpsDays Tokyo 2024」レポート

2024.5.13

2024年4月16日〜17日、国内外における最新のDevOpsプラクティスを学べるカンファレンス「DevOpsDays Tokyo 2024」に、ITプレナーズはスポンサーとして参加しました。

DevOpsDays TokyoはDevOpsの実践者が集まり、事例やプラクティスを共有するカンファレンス。海外から第一人者を招くなど、日本のみならず、世界のDevOpsプラクティスを共有できる場になっています。

そんなDevOpsDays Tokyoの現地の様子やITプレナーズが実施したスポンサーセッションの様子をレポートでお届けします!

 

Day1

新型コロナウイルス感染症が5類に移行してまもなく一年ということで、国内外から多くの参加者が来場。また、スピーカーにも海外の方が多く、DevOpsDays Tokyoのイベントコンセプトのとおり、世界のDevOpsプラクティスを共有する場となっていました。

Day1のキーノートはDevOpsの父!Patrick Debois氏による「From Pilot to Transformation: Embracing the Reality of GenAI at Scale」。
DevOpsを使って生成AIのアプリケーションをデリバリーする話等をされていました。
キーノートだけでなく、様々なセッションで「AI」が登場し、今回のDevOpsDaysでとりわけ注目度の高いトピックだと改めて感じました。

キーノートの後は、ランチブレイクの時間。美味しいお弁当をいただきました!
そしてお昼過ぎには、お昼を食べ終わった方が訪れてくださりスポンサーブースも賑わいました。

今回、ITプレナーズのブースでは「開運DevOps‼混乱の壁倒しゲーム」を実施!
DevOpsの施策が書かれた∞型のタイルを投げて、開発チームと運用チームの間にある「混乱の壁」パネルを倒すゲームです!

ゲームをしながら、参加者の皆さんから「組織のサイロ化がなかなか解消できないんだよな」などのお悩みの声も聞くことができました。そんな悩みに効く施策を投げ、開発チームと運用チームの間の壁が見事に倒せたら、開発の「開」と運用の「運」がつながって「開運!」…ということで、開運せんべいをお渡ししました。

壁がすべて倒れると開発チームと運用チームが「開運」に!

キーノートスピーカーのPatrick氏にも、ブースで壁倒しゲームを楽しんでもらえました!

DevOpsの父と一緒に「開運」!

ブースにお越しくださった皆様、ありがとうございました!

ちなみに、開発と運用がつながると「開運」という素敵なキーワードですが、もともとITプレナーズ内の開発チームと運用チームの定期ミーティングが「開運ミーティング」と名づけられていたところから来ています。ぜひ皆さんも社内で「開運」、してみてください!

 

14:00からは、ITプレナーズの認定講師、岩村 琢さん…もといDevOps大仮面による
スポンサーセッション「 DevOpsを体感!?DevOps大仮面の組織カルチャーお悩み相談室!」を実施。

圧倒的存在感のDevOps大仮面

登場した瞬間からそのビジュアルで会場をにぎわせていたDevOps大仮面。まず「DevOpsのポーズ」で、会場の皆さんのDevOpsの身体化をチェック。
それからDevOpsにまつわる「おともだち」からのお悩みにDevOps大仮面が全力で答え、組織のカルチャーを育てるヒントをお届けしました。

組織のサイロ化や、責任の押し付け合いなど、文化にお悩みの方も多いと思います。
では文化を変えるにはどうしたらよいのか?
この難しい問いに対し、「サピエンス全史」などを引用しながらDevOps大仮面はこう言います。
「文化を変えたいなら、物語を書き換えよう」
人類の思考や行動、社会の仕組みが物語という虚構によってつくられているのなら、その物語を変えることで社会の仕組みや人々の振る舞いを変えることができるはずです。

DevOps大仮面は、セッションの最後にはITプレナーズが提供する「フェニックスプロジェクト DevOpsシミュレーション研修」にちなんで、フェニックスのポーズも披露してくれました!

やってみよう!DevOpsのポーズ

右ヒジをDev、左ヒジをOpsに見立てて、肩に指先を当てて、ヒジを大きく回してみましょう!体の前でヒジがくっつけば「DevOps」です!

 

スポンサーセッション後にはホワイエにもDevOps大仮面が現れました!

Day1の最後はネットワーキングパーティ!
お寿司やピザを囲み、参加者の皆さんとDay1の感想やDevOpsの実践について色々と話すことができました。

Day2

Day2のキーノートは川口 恭伸氏の「サービス運用はボールを落とさない競技 : 2009年DevOpsDays の誕生と私の身の回りの話」。
DevOpsの歴史や、川口さんご自身のご経験などを通じて「DevOpsとはなにか?」「DevOpsがどのように広がったのか」などについてのお話をされました。
特に印象的だったのは、「DevOpsは実践者から生まれ、実践者のためのものである」ということです。実践者の集まり、そして経験の共有こそがDevOpsなのだと感じました。

 

その他にも2日間で数多くのセッションがありましたが、ITプレナーズでも研修を提供している、DevOpsとアジャイルのスキル開発を目的としたグローバルコミュニティである「DASA」からも、Jan de Vries氏がオランダより来日。
Becoming antifragile is more important than ever in disruptive times」と題し、DevOpsの重要な概念である「Antifragility(耐脆弱性)」について講演を行いました。

 

そしてクロージングでは、Mentimeterを使用して学んだことや感想などがシェアされました。

「culture」や「サイロを壊す」というワードが大きく表示されており、DevOpsにおける組織カルチャーの重要性や関心の高さが伺えます。
壁倒しゲームが楽しかったという感想も!ありがとうございます。

ブースでの交流や、セッションへの参加を通じて、DevOps実践者の生の声を聞くことができとても充実した2日間でした!

ITプレナーズは今後もさまざまなアジャイル・DevOpsイベントに参加する予定です。皆様と交流できることを楽しみにしています!