※本記事は2018年に日本クイント株式会社が作成した記事を再掲したものです。
SCSK様は、1969年創業。「夢ある未来を共に創る」を企業理念にシステム開発からITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(Business Process Outsourcing)、ITハード・ソフト販売まで。ビジネスに求められるすべてのITサービスを、フルラインアップで提供されている企業です。また、ワークライフバランスやダイバーシティ、健康経営の推進などにも注力されており、CSRの取組みが社員にも社会にもそしてビジネスにも還元されていく企業として注目されています。
弊社は、データセンターやお客様先での運用管理やシステム管理、インフラ構築を事業の柱とされている「ITマネジメント事業部門」様に対して、ITIL®教育を提供してまいりましたが、2015年からは毎年、リーンIT研修も併せて提供を始めました。
この度、SCSK様の「事業高度化推進」の取組みの一環としてリーンIT研修について、Webサイトに記事を掲載いただくこととなりました。是非、そちらもご覧ください。
お客様へ価値あるサービスを提供できる人材を育成-「リーンIT研修」
「かつて、エンジニアの仕事は、お客様との契約に基づき、請け負った業務を粛々と対応する、といったやり方が中心でした。いわゆる、『受け身姿勢』での仕事です。しかし、時代がスピードを増して変化する中、このやり方が時代に取り残されてしまうことは明白です。そこでお客様に対して自ら積極的に提案できる人材を育成するため、事業高度化推進室が立ち上がったのです。」(牧野様の発言より引用)
「リーンな人&リーンな組織」をキーワードに、リーンITやその元であるリーンの基本理念である「相手を尊敬する」「継続的に改善し続ける」というあたりまえだけれども忘れがちなことを徹底し、また、それを意識したり実践しやすくするための手法について講義と演習を交えて紹介しました。
「中長期的な組織変革プログラムの一つという位置付けで展開した」「研修の最初と最後に、企画推進者から研修の意義と組織の目指す方向について説明いただいた」「目的に適うように演習をカスタマイズした」「2年目からは合宿研修とし、メンバーが腹を割って話せる機会を増やした」「参加者の顔ぶれや席順も毎回吟味改善を繰り返した」「年間を通じた取り組みと連動させ、研修のフォローアップも実施した」等、一回きりの既成の研修ではできない身に着き組織に浸み込む取組みを進めてまいりました。
「良い関係を築くことで、お客様の方から「ディスカッションしたい」という声が出るようにもなってきました。
月次報告というのは過去の報告です。過去の報告を人が集まって時間をかけて行うよりも、未来のことを考える方に時間をかけたい。そのためのディスカッションをしましょう、とお客様が前向きになって下さるケースもありました。
また、担当者ベースの話で終わっていたものが、SCSKからは部長が、お客様の方でも部長や役員の方に会議に出席いただいて半期の振り返りと今後の活動について討議するようになりました。」(猪木様の発言より引用)
リーンIT は、IT組織がビジネスに対して継続的に貢献できる、顧客志向型の、効率的で透明性のあるIT組織に変化していくために適用されます。本コースでは、リーンIT 基礎の要素を網羅します。
講義とディスカッションを組み合わせたインタラクティブなアプローチで理解を進めます。講義では、職場で実際に発生しうる具体的な事例を提示しながら説明を行い、積極的な説明や発表の場を設けながら進めます。
また、充実した試験対策も行います。最終日にはリーンITファンデーション試験を受験します。